健康レシピ
食欲増進と疲労回復に
古来から親しまれ、漢方材料にもなっている梅干し。
疲れたかなと感じたら梅干し料理を!
梅干し

昔の人は、朝一番の「お茶と梅干し」を長寿の秘訣として毎日欠かさず続けていたとか。朝の梅干しは食欲増進に、食後の一粒は消化を助け、夕方食べると元気がつくなど、さまざまな効用があります。食養生の代表、梅干しでいつまでも健康に──。
梅干しを食べるとその酸味で唾液がたくさん出てきます。
この唾液が、健康な食欲には欠かせないもので、食べ物を唾液に包んでしっかり噛むことで頭の働きも良くなります。
年齢が高くなるにつれてどうしても、唾液の分泌が少なくなるものですが、たとえ若くてもストレスなどで食欲がないときなどは、唾液が減少しています。
梅干しを食べることで唾液の分泌を良くして、健康な食欲を取り戻したいものですね。
もうひとつの梅干しの効用は、その酸味に含まれるクエン酸です。レモンの酸味と同じ成分ですが、これがごはんなどのでんぷんの代謝をよくしてくれます。
でんぷんがうまく分解されないと、不完全燃焼による疲労物質が作られて、体がだるいということになるのですが、ひと粒の梅干しがそれを解消してくれるのです。
日本人にとってはごはんと梅干しは、まさしく絶妙の食べ合わせといえるでしょう。
お弁当に梅干しをいれるのも、その殺菌力で腐敗を防ぐことに加えてごはんの消化、吸収をよくする昔の人の知恵があったのです。
梅干しで中華炒めをさっぱりと!いかとセロリの梅風味

材料 (4人分)
- いか 1杯
- セロリ 1本
- アスパラガス 6本
- 梅干し 2個
- 卵黄 1個
- 油 大さじ1
- しょうが 1片
a(酒 大さじ2、しょうゆ 小さじ1、塩 小さじ1/3)
作り方
- いかは皮をむいて、切れ目を入れ、1.5センチ幅に切ります。
- セロリは筋を取って斜めに切り、アスパラガスははかまを取って同様に切り、さっと下ゆでします。
- 梅干しは種を除いてほぐし、aとあわせておきます。
- フライパンに油を熱し、千切りにしたしょうが、(1)を炒めます。(2)をいれて手早く炒め、(3)で調味します。
炊飯器で簡単仕上げ!梅干しの炊き込みごはん

材料 (4人分)
- 米 3カップ
- 水 3カップ
- ゆでたけのこ 1個
- 梅干し 4個
- 木の芽 適量
a(昆布 10センチ、酒、みりん 各大さじ1、しょうゆ 小さじ2、だしの素 小さじ1)
作り方
- 米は炊く30分前にといでザルにあげておきます。
- 炊飯器にaと(1)、水、くし型に切ったたけのこ、梅干しを入れて普通に炊きます。
- 炊きあがったら昆布と梅干しの種を取り除き、ほぐすように混ぜます。器に盛って木の芽をあしらいます。
パン食にも合うサワードリンク!はちみつ梅ドリンク

材料 (4人分)
- 梅干し 3個
- はちみつ 大さじ3
- レモン汁 1/2個
- 水 300cc
- ミント
作り方
- 種を除いた梅干し、はちみつ、レモン汁、水をミキサーに入れて混ぜます。
- 氷を入れたグラスに(1)を注いで、ミントを浮かべます。