健康レシピ
風邪気味の時や、眠れない時に
そんな時には玉ねぎを子守歌代わりにして。
どうしてもイライラして眠れない。

イギリスでは、「一日一個の玉ねぎは医者を遠ざける」ということわざがある程、世界中で愛され薬用効果も高い玉ねぎ。
切ったときに出る涙の原因ともなる刺激成分の硫化アリルが風邪や不眠症、精神疲労などに、さまざま働きをします。
玉ねぎといえば、常備野菜の王様のような存在ですが、日本では比較的新しい野菜で、明治時代に伝わりました。ところが世界的な歴史は古く、古代エジプトでは、ピラッミッド建設に携わった人々の大切な食料だったそうです。
玉ねぎを切ったら涙がでてきたという経験は誰もが一度はもっていることでしょう。涙の正体は、硫化アリルという刺激成分です。
硫化アリルには、血行をよくして体を温める働きがあります。風邪のひきはじめで熱っぽいときには、玉ねぎを刻んで熱い味噌汁に入れて飲みましょう。これは昔から伝えられている民間療法で、発汗を促し、熱を下げてくれます。また、鎮静効果もあるので、眠れないときは、少量の刻んだ玉ねぎを枕元に置いて寝れば、高ぶった神経を落ち着かせ、寝つきをよくしてくれます。その他、神経のビタミンともいわれるビタミンB1の吸収を高める働きもあるので、B1を多く含む豚肉やハムと一緒にとると、イライラを防いだり、疲労回復に役立ちます。
硫化アリルは温度が高い程、発生しやすく、また水に溶けやすい性質があるので、玉ねぎで泣かないようにするには、切る前に冷蔵庫で冷やすか、切り口を水で濡らしてから切れば、刺激が少なくなります。
タレの砂糖とごま油の隠し味が決め手!新玉ねぎの卵黄のせ

材料 (4人分)
- 新玉ねぎ 2個
- 貝われ菜 1/2パック
- かつお節 1/2カップ
- 白ごま 大さじ1
- 卵黄 1個、
a(砂糖 小さじ1/3、酢 大さじ1、醤油 大さじ2、ごま油 大さじ1/2)
作り方
- 玉ねぎを薄切りにし、水にさらしておきます。
- 半分に切った貝われ菜、かつお節、空炒りした白ごまを、水気を切った(1)の玉ねぎに混ぜます。
- aを合わせてタレを作ります。
- 器に(2)の玉ねぎを盛り合わせ、卵黄をのせて(3)のタレを添えます。
※水分が多く、辛味が少ない新玉ねぎは、生で食べるのに最適です。
※玉ねぎが辛い場合は塩少々で軽くもみ、水でじゅうぶん洗い流すと、辛味が消えます。
ワンポイントアドバイス

玉ねぎは、シャッキとさせるために水にさらしますが、長くさらしていると旨味や栄養成分が溶け出してしまうので、2、3分で取り出します。

玉タレを作る時は、混ぜながら最後にごま油を少しずつ加えます。