屋久島の自然の恵み

屋久島の自然の恵み

“ブルブルブルブル・・・・・・”プロペラ機が鹿児島を離れ、南西諸島を30分ほど南下すると、山々が重なりあう島が見えてきました。世界遺産の自然の大地 《 屋久島 》 です。海に挟まれたけわしい崖の海岸や砂浜、そそり立つ山々に見え隠れする渓谷や河口の広がり、ユスラヤシの葉が揺れる亜熱帯の人里には、庭先にバナナの房がぶら下り、四季を問わずブーゲンビリアが赤紫の花を咲かせます。そんなトロピカルイメージを持つ屋久島の自然環境は、ここでの暮らしに大きな恵みを与え続けてきました。
ここではその自然がもたらす様々な恵みをご紹介します。

屋久島の自然の恵み
オオバライチゴ
オオバライチゴ
リュウキュウイチゴ
リュウキュウイチゴ

5月はイチゴの季節です。屋久島には、いろいろなイチゴが生ります。写真はリュウキュウイチゴとオオバライチゴです。ほかに、ホウロクイチゴや屋久島に固有のヤクシマキイチゴなどがあります。これらはすべて、食べられるイチゴです。いたるところの藪に、イチゴが生っています。探さなくても、ちょっと家の周りを歩いただけで、たくさん食べることができます。まさに、自然の恵みと言うものでしょうか。大きくて真っ赤なイチゴを見つけたときは、思わず童心に帰り、棘と格闘しながら無我夢中で藪の中に入ってしまいます。 地元の小学生は、自転車で自分のテリトリーを回り、初夏のイチゴを楽しんでいる姿を見かけます。ちゃんと毎日食べられるように、熟しきったものしか食べて行かないのですよ。