健康レシピ

カルシウム不足のときに

栄養たっぷりモロヘイヤは、まさに野菜の王様

モロヘイヤ

モロヘイヤ

以前の健康ブームで、注目されたこともあるモロヘイヤは、エジプトではスープにして毎日のように食している国民的な野菜です。クセがなく、どんな調理法でもおいしく食べられる上、栄養価が高いので、広く利用したいですね。
昔エジプトで、ある王様が病に倒れて、苦しんでいた時に、緑色のスープを飲んだらたちまち回復した、という言い伝えがあります。このスープに入っていた緑色の野菜がモロヘイヤ。以後、このスープのことをムルキーヤ(王様のスープ、宮廷スープ)と呼ぶようになり、野菜そのものも王様の野菜と呼ばれるようになったとか。
そして庶民の間に広まると、ムルキーヤがなまって、通称ムルヘイヤになり、日本ではモロヘイヤとして親しまれるようになりました。
モロヘイヤには、さまざまな栄養素が驚く程豊富に含まれていますが、中でも注目したいのがベータカロチンとカルシウム。ガンや老化予防に効果があるとされているベータカロチンは、にんじんの1.5倍、ほうれん草の3倍も含み、イライラ予防や骨や歯の形成に欠かせないカルシウムは、緑黄色野菜中最も多く含まれています。
刻んだ時に出てくる独特のぬめりには、食物繊維が多く含まれ、便秘や大腸ガンの予防の他、脂肪の吸収を抑制する作用があるので、肥満の予防にもなります。
他にも、日本人に不足しがちといわれるビタミンB1、B2やC、カリウム、鉄分などがバランスよく含まれています。

食物繊維がたっぷり モロヘイヤのごまみそサラダ 155kcal

食物繊維がたっぷり モロヘイヤのごまみそサラダ

材料 (4人分)

  • モロヘイヤ 200g
  • 鶏ささ身 4本
  • トマト 1個
  • 酒 少々
    a(すりごま、砂糖、油 各大さじ1、みそ 大さじ1.5、酢 大さじ2)

作り方

  1. モロヘイヤはゆでてざく切りにします。ささ身は筋を取り、酒を加えた熱湯でゆでます。冷めたら手でさいておきます。
  2. ボウルにaを入れて混ぜ、(1)をあえます。
  3. 器にスライスしたトマトを敷き、2)を盛ります。

モロヘイヤのふりかけ 23kcal

モロヘイヤのふりかけ

材料 (4人分)

  • モロヘイヤ 40g
  • 桜えび
  • 煎った白ごま

作り方

  1. 耐熱容器に細かく刻んだモロヘイヤ40gを広げ、電子レンジ(500W)で1分程加熱します。
  2. 全体を混ぜて、さらに1分30秒程加熱し、冷めたらもみほぐします。
  3. 刻んだ桜えび大さじ2、煎った白ごま大さじ1、塩小さじ1を混ぜます。

モロヘイヤと焼き油揚げのお浸し 59kcal

モロヘイヤと焼き油揚げのお浸し

材料 (4人分)

  • モロヘイヤ 100g
  • 油揚げ
  • だし汁
  • しょうゆ

作り方

  1. モロヘイヤ100gはゆでてざく切りにします。油揚げ1枚は熱した焼き網でパリッとするまで焼き、縦半分に切って細切りにします。
  2. だし汁、しょうゆ各大さじ1.5であえて器に盛り、糸削りをかけます。