そんなときには玉ねぎを子守歌代わりにして。
イギリスでは、「一日一個の玉ねぎは医者を遠ざける」ということわざがある程、世界中で愛され薬用効果も高い玉ねぎ。
切ったときに出る涙の原因ともなる刺激成分の硫化アリルが風邪や不眠症、精神疲労などに、さまざま働きをします。
玉ねぎといえば、常備野菜の王様のようなそ存在ですが、日本では比較的新しい野菜で、明治時代に伝わりました。ところが世界的な歴史は古く、古代エジプトでは、ピラッミッド建設に携わった人々の大切な食料だったそうです。
玉ねぎを切ったら涙がでてきたという経験は誰もが一度はもっていることでしょう。涙の正体は、硫化アリルという刺激成分です。
硫化アリルには、血行をよくして体を温める働きがあります。風邪のひきはじめで熱っぽいときには、玉ねぎを刻んで熱い味噌汁に入れて飲みましょう。これは昔から伝えられている民間療法で、発汗を促し、熱を下げてくれます。また、鎮静効果もあるので、眠れないときは、刻んだ玉ねぎを枕元に置いて寝れば、高ぶった神経を落ち着かせ、寝つきをよくしてくれます。その他、神経のビタミンともいわれるビタミンB1の吸収を高める働きもあるので、B1を多く含む豚肉やハムと一緒にとると、イライラを防いだり、疲労回復に役立ちます。
硫化アリルは温度が高い程、発生しやすく、また水に溶けやすい性質があるので、玉ねぎで泣かないようにするには、切る前に冷蔵庫で冷やすか、切り口を水で濡らしてから切れば、刺激が少なくなります。